BNCT:ホウ素中性子補足療法の概要
課題
弊社が考える、BNCTの残された課題
・現時点での薬剤「ホウ素製剤」において、BNCT抗腫瘍効果(T/N比:3以上で、ホウ素濃度20-40ppmの集積及び代謝の影響が一定時間否定され、低毒性である)を獲得するため、数百㎎/㎏もの投与量と、最大4時間程に及ぶ投与時間を要すること。
・癌種や患者によって集積具合の誤差が少なくはない。
・BPA薬剤動態の確認等のため18Fを合成する現状の打破。
研究
まったく新しいBNCT用製剤・機器の研究
・安価
・投与時間を圧倒的に短く、さらに投与量も数十㎎/㎏以下レベルにし、あわせてBNCT抗腫瘍効果も担保すること。
・癌種を選ばない、より広範な臨床応用への可能性。
・より良い中性子反応物質の探求。
・システムの小型化・省エネ化と脱放射化及び、患者側・医療側に対し、安全なリチウムターゲットの開発。
Kras-Driven Lung Cancer. Created by Eric Snyder, 2015.画像出典